建設業のお客様

建設業に関する当事務所の
5つの強み

建設業に関する当事務所の5つの強み

建設業に関する事務は、他業種に比べ特殊なうえ、非常に煩雑です。そのため、従業員を多く抱え、その煩雑な事務作業に人員をさける規模の企業であればよいのですが、多くの会社では対応出来ていないことがほとんどです。当事務所では建設業の顧問先様の割合が多く、5つの強みがございます。


1 建設業ならではの煩雑な経理にも対応

建設業ならではの煩雑な経理にも対応

建設業に関する会計処理は非常に特殊であり、
数ある業種のなかでも会計処理が難しい業種の一つであるといわれています。

その理由としては勘定科目が独特であること、工事期間が長期にわたる場合の売上計上基準が複数存在すること、工事にかかる共通原価の配分など、建設業以外ではなじみがない処理が多く発生することがあげられます。

そのため、建設業以外のベテランの経理の方でも建設業の経理を行うと戸惑う方が少なくありません。

当事務所では建設業を営んでいる顧問先様の割合が多いことから、煩雑な経理処理についても対応が可能です。

※当事務所では、弥生会計の建設業専用データテンプレートにて建設業に対応した会計処理にて導入設計を行い対応しております。


2 法人成りサポート

法人成りサポート

個人事業主が法人成りをする場合には
大きく2つのタイミングがございます。

① 社会的信用力の上昇が必要である場合
② 税金が有利になる場合

①については取引先が大手で個人事業主では取引が出来ない場合や建設業許可申請のタイミングなどが上げられます。

②の税金の有利不利の判定基準は、個人の状況により大きく異なります。
当事務所では、税金上の有利不利について、お客様の状況をご確認させて頂き、有利不利について一緒に検討させて頂きます。

また、法人化は社会保険についても考慮が必要であるため、負担軽減方法を検討するとともに必要に応じ提携している社会保険労務士とも連携を取り対応致します。

【新設法人検討のポイント】
弊所では個人成りをする際に以下のようなことをお客様と打ち合わせをしながら検討しています。

  • 資本金をいくらにするか、
  • 建設業許可について
  • 個人所有資産の法人への引継ぎ方法と影響について
  • 社会保険への対応(負担軽減方法の検討)
  • 消費税の免税期間の有効利用
  • 融資・財務について
  • 最適な法人成りの時期について
  • 役員報酬の設定や節税
  • 法人設立手続きに関係するヒアリング(関係士業がヒアリング結果に基づき法人設立手続を進めます)
  • 法人設立後の税務署等への届出スケジューリング
  • 経理作業について


3 資金繰り対策

資金繰り対策

建設業は、他の業種に比べ制作物の個別性が強く、

金額が多額で、かつ、請負開始から完成引き渡しまで期間が長期にわたるという特徴があります。

そのため、売上代金の回収が長期に及ぶこともあります。

しかし、材料費や外注費等の外部支払いは下請法による定めもあり、毎月の出来高に応じた検収及び支払いが行われており、入金より支払いが先行する傾向にあります。

そのため、つなぎ資金を十分確保する必要があります。

当事務所では、金融機関の格付けを意識した決算書の作成を行うとともに、必要に応じ資金繰り表作成のお手伝いもさせて頂いております。

詳しくは融資支援サービスのページをご覧ください。


4 専門家サポート

専門家サポート

建設業は、他の業種に比べ様々な手続きが煩雑です。

例えば、建設業許可や公共工事入札の際に行う経営事項審査には行政書士。

許認可要件のため、役員変更を行う場合や特定建設業許可のために増資を行う場合には司法書士。

更に、労災保険に関しても一般的な労災保険と異なり元請業者が加入する労災保険により補償がされるなど時として煩雑な手続きも発生するため社会保険労務士が必要となってきます。

当事務所では、他士業と提携し、建設業の経営をバックアップ致しております。


5 税務調査対応

税務調査対応

平成28年11月国税庁発表の平成27年度法人税等の調査実績報告書において不正発見割合が多い業種10業種は以下のような順位になっております。

1 バー・クラブ   66.3%(不正発見割合)
2 大衆酒場、小料理 43.1%(〃)
3 パチンコ     32.7%(〃)
4 自動車修理    29.3%(〃)
5 廃棄物処理    28.9%(〃)
6 土木工事     27.4%(〃)
7 一般土木建築工事 26.8%(〃)
8 職別土木建築工事 26.5%(〃)
9 貨物自動車運送  26.3%(〃)
10 再生資源卸売   26.0%(〃)

上記のように建設業は不正発見割合が多い10業種のうち3業種も入っており、
税務署から狙われやすい業種であることが分かります。
しかし、税務調査は業種により、必ず論点となるポイントが存在します。
例えば、建設業の税務調査では、売上計上基準、現場人件費の取り扱い、交際費の中身、
従業員に対する給与と外注費との線引きなどについて課税当局と見解が分かれること
が多くあります。
当事務所では、建設業に関する税務調査も多く経験しておりますので安心してお任せいただくことが可能です。


建設業関連ブログ(最新記事10選)

  • トラックやダンプを購入した場合に税金が安くなる優遇があるのか?
    先日、顧問先のお客様と打合せをしている際にうっかり見落としそうになったトラック購入時の税制優遇措置(中小企業投資促進税制)をご紹介します。
  • 共同で事業をしている個人事業主は税務調査に選ばれやすい!?
    税務調査の立会い業務を行っていると、稀に共同で事業を行っている個人の方から相談を受けることがあります。 具体的には、1人でこなせないので数人でタッグを組んで、そのうちの一人の口座に取引先から入金がされるようなケースです。 […]
  • インボイスを逆手にとり自社の利益に繋げる?
    いよいよ、インボイス制度が導入されるまで1か月を切りました。 私もお客様に登録番号についてご案内をつい先日だしてホッとしたところです。 実際に導入となると想定していなかった問題が色々と起こりそうですが、先日、顧問先様から […]
  • 個人で建設業を営んでいる人が入れる国民健康保険組合について比較してみた。
    年々社会保険の負担が重くなる中、工夫次第で負担が軽減することもある社会保険。 社会保険は損得ではなく相互扶助ということは頭では理解してはいるものの、年金は多く収めた人と少なく収めた人の差が将来の受給金額に少なからずとも反 […]
  • たまたま土地の譲渡があった場合の課税売上割合に準ずる割合の承認
    事業会社が保有している土地を譲渡する際に忘れないで適用をしたい「課税売上割合に準ずる割合」。 実務をやっていても数年に1度出てくるかどうかの特例であり、税務署の承認も必要となることから、決算ギリギリの対応では間に合わず、 […]
  • え!?、その請求書、実は問題あり?(建設業編)
    今日はうっかりやってしまう請求書の話。 お客様の融資の件で、事前に信用金融機関の営業課長と打ち合わせをしていたところ、請求書を見た途端、営業課長の表情が険しいものに・・・。 気になって理由を聞いてみたところ請求書にある文 […]
  • インボイス制度の改正(令和5年)
    インボイス制度の導入まで、あと半年を切りました。 導入のハードルを下げようと令和5年税制改正対応ではインボイス制度に関する多くの改正が導入されました。 改正があったことについての背景なども予想しながら信用金庫担当者Mさん […]
  • 事業用車両の購入資金について
    コロナ禍で人気車種が数年待ちの状態でしたが、最近では徐々に解消されてきているようです。 中古車は一時のピースは過ぎたものの人気車種は未だ高止まりをしているなどの話も聞きます。 そのような中で弊所のお客様も車が故障し泣く泣 […]
  • 建設業の決算書はどう作成すべきなのか?
    決算書の重要性は度々ブログで紹介してきましたが、建設業においては更にその重要性が増します。 建設業における決算書についてはサービス業などと比べて少し特殊なこともあり他士業や金融機関から相談を受けことがあります。 そこで、 […]
  • インボイスの登録はしないほうがお得?
    本日、本年度確定申告最後のお客様へ報告を行い、令和4年の確定申告作業が終了。 申告期限まであと1日での作業終了は開業以来、最も遅く終わった年になってしまいました。 理由としては件数自体が年々増加していることもありますがイ […]
越谷市の税務会計事務所 ひらい税理士事務所
タイトルとURLをコピーしました