本日、本年度確定申告最後のお客様へ報告を行い、令和4年の確定申告作業が終了。
申告期限まであと1日での作業終了は開業以来、最も遅く終わった年になってしまいました。
理由としては件数自体が年々増加していることもありますがインボイスの対応も併せて行う必要があり予想外に時間がかかってしまったことが考えられます。
そして、インボイスについてお客様と打ち合わせを行った際、気になったのがインボイスについては申請をしないほうが良いと考えている人が一定数いたことです。
確かに申請しないほうが大きくメリットがある人がいるのは事実ですが、申請しないことでどのようなデメリットがあるのかを真剣に考えるべきです。
相談者:Aさん 1年半ほど前に一人親方として独立。
奥さん(Bさん)が経理関係を行い、お金の管理をしている。
売上規模:令和3年は開業年のため売上は1千万未満 令和4年は売上2千万、令和5年以降も同様の金額が見込まれる。
R4年は独立2年目ということもあり、
随分と確定申告の資料についても上手に纏められていますね。
資料を見る限りでも売上は随分と良くなったみたいですね。
去年は「子供もまだまだお金がかかるのに独立なんかして!!」と旦那とよく喧嘩になりましたが今年は開業2年目ということもあり、売上も伸びてきてホッとしています。
まあ、家族経営をしていて喧嘩をしない夫婦はいませんから(笑)
ところで今年の10月からインボイス制度が開始されますが、申請は済んでいますか?
インボイスについて仲間うちでは対応が分かれています。
私は申請をしたほうが良いと思っているのですが、妻のほうは考えが違うようで、意見を聞かせてもらってから対応を考えようと話していたところです。
私としては開業3年目については、免税事業者なんだし、消費税の負担は軽くないことも考えるとあまり前向きではありません。
また、●●組合のほうでもインボイス制度を反対する意味でも申請は見合わせるべきだと言われたことがあります。
なるほど。
確かに今までだと免税事業者で良いわけですから何だか釈然としませんよね。
また、インボイス制度について一部の団体では反対意見が根強く、申請を見合わせるべきとの意見があると聞きますね。
ただ、私としては申請しないことはあまりお勧めはしません。
Aさんの場合、2割特例を受けることが出来るので今年と同じぐらいの売上であれば実際の負担感は数万円といったところです。
普通に商売をしている人にとっては消費税の納税は当たり前の話ですから、インボイスの番号をもっていない取引先については取引の打ち切りなど厳しい対応をとることを検討している会社もあるほどです。
文章で今後の取引について再検討を行うと記載があるものを見たこともあるほどです。
そのため取引先からインボイスの番号の提出を求められた場合には慎重に検討する必要があります。
なるほど。
独立してせっかく売上も上がってきたところで数万円程度をケチったところで仕事が無くなったら本末転倒もいいところですね。
先日、取引先からインボイスの番号の提出依頼があったところで、申請予定なしと書くところでした・・・・。
今後の仕事に大きく影響するかも知れないなんて考えもしませんでした・・・。
税負担を軽減することも重要ですが、まずは商売がうまくいくことが重要です。
取引先のことも考えてどう対処すれば良いか検討してみてください。